ごめんね。ごめんね。
いつだったか、母と父が喧嘩していて、
幼心に父を憎んだことがあった。
ママが泣いていたから。
ママが・・・女の顔になってた。
子供の私には、良く分からなかった。
でも、ママはパパを愛していて
待っていて
でも、男は卑怯で
知らない間にきっと誰かがいたんだ。
そんな父を憎んでいた。
家族を壊す父が嫌いだった。
敵だって思った。
それは、台風のようだった。
あのときのママの顔を忘れることができないの。
それなのに、私。
同じことしてるんだ。
ごめんね。ごめんね。
どんな気持ちになるか、知っているのに。
ごめんね。ママ。
ごめんね。パパ。
私、人のものを奪っている。
ごめんね。あの人の大切な家族。
ごめんね。可愛らしいあの子たち。
この病気が
なかなか治らないんだ。

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