まぼろし。
静かに静かに終わりを迎えた。
涙さえ出ない。
あっけなかった。
誰も知らない。
私たちだけの“恋”
あれは、本当に存在していたのだろうか。
まぼろしだったのではないだろうか。
誰も知らないから
わたしたちの中で
なかったことにしてしまえば
あの日々だって 夢の中。
なんて切ない
なんて切ない
恋をしたのでしょう。
メールだって
プレゼントだって
温もりだって・・・
もうお互いに残ってはいないのでしょう。
なんて切ない
なんて切ない
時間を重ねてきたのでしょう。
あれはまぼろし。
まぼろしのような恋。