不倫をする女の心境の詩

これが最後


いつでも これが最後なんじゃないかって
思っていた。

心のどこかに覚悟はあった。


この電話を切ったら
何かの拍子で
一生 声が 聞けなくなるんじゃないかとか


あなたが家に帰ったら
もう
帰っては来ないんじゃないかとか。


私にしか分からない覚悟は
いつしか 脅えでしかなくなっていた。

いつでも 怖くて
いつでも さみしくて
いつでも 不安で

私からは電話はしない。
だから。

あなたが 笑って
電話をかけてくることは
これが最後なんじゃないかって。